お盆真っ只中、水戸でUber Eatsを稼働した。
この日はピークタイムクエスト(以下、ピークエ)に加えて、1件150円の雨クエも出ていた。ところが実際の天気は晴れ。雨の中を走らずに両方のクエストを進められるので、報酬条件だけを見れば悪くない。
しかし、オンラインにするとほとんど鳴らなかった。1時間半近くオンラインにして、できたのは3件だけ。単価よりも無音時間のほうが気になった。
今回書きたいのは、鳴らないのにクエストがあるせいで帰りにくくなり、自分の判断までブレていった日の話だ。
クエストが良さそうでも鳴るとは限らない
この日はお盆期間で、雨クエとピークエが重なり、しかも晴れて走りやすかった。クエスト目当ての人や、休みを使って稼働する人がオンラインになりやすく、注文に対して配達員が多い「地獄モード」になっていた可能性はある。
もちろん、実際の注文数もオンライン中の配達員数も分からないので断定はできない。
以前にも水戸で、金額の大きいピークエの開催中より、終了後の15時台のほうが鳴ったことがあった。これも理由は分からないが、クエストの金額だけでは稼ぎやすさを判断できないとは感じている。
鳴らないのに、なぜか帰れない
普通なら「今日は鳴らないな」と思えば帰ればいい。
でも、この日は雨クエが1件150円付いている。ピークエもある。そうなると、あと1件くらい鳴るのではないか、今帰ったらクエストを捨てることになるのではないか、と思ってしまう。
10分待つ。
鳴らない。
もう10分待つ。
それでも鳴らない。
ここまで待ったのだから、もう少しくらい……となる。クエストがなければ帰れたかもしれないのに、報酬が付いているせいで撤退しづらくなっていた。
待機時間も当然、稼働時間の一部だ。何も鳴らなければ、売上は増えずに時間だけを失う。それは分かっているのに、オフラインにした直後に鳴っていたら悔しい、場所を変えれば鳴るかもしれない、と考え始めると帰るタイミングを決められない。
移動した先で鳴る保証もないし、時間をずらせばクエストの残り時間は減る。結局、見えない注文数と配達員数を想像しながら、通知の来ないスマホを眺めて決めるしかない。なかなか雑な判断材料だと思う。
クエストは配達員を集める可能性があるだけでなく、自分自身もオンラインに引き止める。「せっかくクエストがあるから」と帰れなくなっていた自分も、地獄モードを作っていた配達員の一人だったのかもしれない。
鳴る日の320円と、鳴らない日の320円は違う
稼働終了直前、320円の案件が鳴った。
普段なら低単価なので、反射的に拒否することが多い。この日もいつもの感覚でスルーした。
その直後に、「今日は雨クエが150円付くんだった」と思い出した。表示は320円でも、条件上は実質470円だ。しかも、この日は全然鳴らない。
鳴る日の320円と、鳴らない日の320円は同じ320円ではない。
次が数分後に鳴りそうな日なら見送れる。でも、この日は次が20分後になるかもしれない。雨クエも付くなら、普段と同じ感覚で蹴る前に、もう一度条件を見てもよかった。
とはいえ、470円なら取るべきだったという話でもない。距離や所要時間によっては割に合わないし、その1件を終えたあとも鳴り続けた保証はない。
気になったのは、鳴り方が普段と違うのに、案件の見方だけは普段のままだったことだ。
逆に、長く鳴らない焦りから、普段なら取らない案件に飛びつくこともある。待った時間が惜しくなって、さらに粘ってしまうこともある。鳴らない時間が続くと、単価だけでなく自分の判断基準まで少しおかしくなる。
粘るか帰るか、今も正解は分からない
少し粘る、場所を変える、時間をずらす、クエスト終了後を試す、地獄モードだと割り切って帰る。選択肢はいくつもあるが、どれが正解なのかは今も分からない。
あの日、もう少し粘ったほうがよかったのか。320円案件を取ってから帰るべきだったのか。それとも、あそこで帰って正解だったのか。今でも分からない。
ただ、クエストの金額だけを見て追いかけるのは危ないと思うようになった。クエストの金額より、その日の実際の鳴り方を見る。そして、鳴らない焦りで自分の判断までブレていないか気をつける。今のところ、それくらいしかできそうにない。

