数か月前の自分は、だいたい忘れている
普段からObsidianに、その日に考えたことや調べたこと、AIツールを試した記録などを残している。
日記と呼べるほど丁寧なものではない。「難しい」「よく分からない」「今日はここで詰まった」と書いて終わる日もある。誰かに読ませる文章ではなく、そのときの自分が分かればいい、くらいの感覚でメモをとっている。
ただ、書いた内容を全部覚えているわけではない。
むしろ数か月前に何を考えていたかなんて、かなり忘れている。メモを書いた事実すら覚えていないこともある。自分の記憶なのに、保存性能があまり信用できない。
それでも、Obsidianには当時の文章が残っている。
バイクの整備記録まで入れている
ObsidianにはAIの勉強だけでなく、配達で使うDio110の整備履歴も残している。
5月15日のメモには、前後タイヤは18,000km、オイルは21,400kmで交換したとある。次回の交換目安や、整備前に外しておくスマホホルダーなどの装備も書いている。

こういう細かいことを、数か月先まで覚えておくのは難しい。必要になったときに「Dio110」で探せればそれでいい。
勉強ノート専用というより、こういう生活の記録も一緒に置いている。
Difyで詰まった場所と、次回やること
5月21日のメモには、DifyとFirecrawlの連携で詰まった記録がある。
作ろうとしていたのは、会社のURLを入力すると、Webサイトの情報を取得し、AIで会社概要を整理してNotionへ保存する仕組みだった。
ところが、情報を取得する段階で「Unauthorized: Invalid token」という認証エラーが出た。
メモには、APIキーの設定や保存の反映を疑ったことが残っている。原因が確定して、解決したという記録ではない。感情メモには「かなり消耗した」、「本の通りやってるのに動かない」とも書いている。
それだけで終わらず、「次回やるなら」も残していた。
一旦、情報を取得するScrapeを外して、「ユーザー入力→LLM→Notion保存」だけの構成を試す。その後でスクレイピングに再挑戦する、という順番だ。
数日、数週間空いたら、エラーの内容も、次に何を試そうとしていたかも忘れそうだ。「Difyが難しかった」だけでは、また最初から調べることになりそうなので、止まった場所と次に試すことが残っているのはいい。
このメモには、再開して解決したところまでは書かれていない。少なくとも、この日の自分がどこで止まったかは分かる。
「第二の脳」より、必要なときに探せる記録置き場
正直、第二の脳と言えるほど使いこなしてはいない。自分のVaultを開いても、途中で止まった計画や、エラーに苦しんだ記録がある。あまり賢そうな脳ではない。
Obsidian独自の高度な機能を使いこなしているわけではない。今の使い方なら普通のメモ帳でもできる部分は多い。
それでも、AI、バイク、資格、ブログとバラバラな記録を一つのVaultに放り込んで、同じ場所からあとで検索できるのが、自分には合っている。
今回の記事を直すときも、AIにVaultを横断してメモを探してもらった。ただ、書いていないことは探せない。次回の予定を、実際にやったことに変えてしまわないよう、元のメモを確かめる。
フォルダ、タグ、リンクをきれいに整えようとすると、それだけで面倒になる。第二の脳を作ること自体が目的になったら、たぶん自分は途中で飽きる。
後で使うかどうか分からなくても、とりあえず残しておく。忘れた頃に、必要なら検索する。
第二の脳というほど立派ではない。でも、第一の脳がかなり忘れるので、置いておく意味はありそうだ。

